麻雀の教科書 ~攻撃の鉄則~ (日本プロ麻雀連盟BOOKS)
- 2012/02/07
- 10:16
麻雀の教科書 ~攻撃の鉄則~ (日本プロ麻雀連盟BOOKS)
著者: 日本プロ麻雀連盟
単行本: 224ページ
出版社: 毎日コミュニケーションズ
発売日: 2012年1月17日
価格: 1,470円(税込)
■ 内容紹介
日本プロ麻雀連盟が贈る麻雀上達への最良の高速道路、「麻雀の教科書」シリーズの第3弾!!
今回のテーマは「攻撃の鉄則」。麻雀はアガらなければ勝つことができません。そしてアガるためには攻めなければなりません。
しかし、初めは自分が「何待ち」なのか、あるいは何が「強い待ち」なのか分からず、誰もが苦労するものです。本書ではよくあるテンパイ形を数多く紹介。その他攻撃の常套手段であるリーチについて「リーチの定石」の章で解説します。さらに、高打点を目指す打ち方を「攻撃力強化手筋」の章で説明します。
合計95に及ぶ基礎知識は、すべて勝つために必須の内容です。
麻雀を覚えたばかりの方はもちろん、上級者の皆様も、自分の攻撃を見直す上で、必ず役立つ一冊となっております。本書を読んで、是非雀力アップに役立ててください。
[目次]
第1章 よくあるテンパイ形全パターン 初・中級編
第2章 リーチの定石
第3章 よくあるテンパイ形全パターン 上級編
第4章 攻撃力強化手筋
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■ 管理人の感想
日本プロ麻雀連盟の教科書シリーズ第3段。
『 基本手筋 』、『 守備の基本 』と来て、今回は『攻撃の鉄則』らしい。
・・・だが実際には中身のほとんどは単なる多面待ちの紹介(´・ω・`)
あとは、第2章が『リーチの定石』。 これは、ここでリーチが得か損かといった内容。
第4章は『攻撃力強化手筋』とあるが、これは主に三色含みの何切るである。 簡単に言うと「三色の可能性がある牌は残そう」と言ったもの。
本書の7割が多面待ちの紹介となっており、 『攻撃の鉄則』というタイトルとはズレているのでは?というのが率直な感想である。
本書の構成は全て下の画像のような形・・・
待ちの形、種類、枚数、解説、待ちの全パターン等で構成されている。
はっきり言うが、出来が悪すぎる(-公- )
まず、単純に見辛い。 待ち枚数が何故ページの右上に配置されているのかも理解できない。
また、画像の右側、【全パターン】の部分を見てもらうと分かると思うが、並べ方も不自然である。
普通は上下(左右)対象になるように並べるだろう。 なんでこんな並べ方なの?(´・ω・`)
解説はすごく簡単なことを、わざわざ難しく説明している感じで非常に解り辛い(-公- )
(※解説が解り辛いと思われる例は、下部に記載する)
沢山の待ちが紹介されているので、多面待ちの練習にも使いたいところだが、牌姿のすぐ下に待ちが書いてあるので、練習にも不向き。
では、図鑑程度には使えるかというと、抜けがあったり、並びが不自然だったりで、図鑑としても不備だらけ。
結果、読み返す価値もない完全なクソ本になってしまった(´・ω・`)
構成をもう少し工夫し、『多面待ちコレクション』として出せば、需要も多そうな良本になったと思われるだけに、非常に残念である(´・ω・`)
麻雀の教科書シリーズに関しては、いいかげん最低限の誤植ぐらいはチェックしてから出版して頂きたい。
素人が一度目を通しただけで、誤植がいくつも見付かるような代物なのだから・・・(-公- )
初心者~中級者向け
赤対応: 無し
総合評価: 35点
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■ 解説が解り辛いと思われる例・・・
・・・ この形は、いわゆる『亜リャンメン』であるが、これを本書では『少し悪いリャンメン』と紹介。
次ページは、 の形。 こちらはいわゆるノベタンだが、このページでノベタンのことを『リャンメン+タンキと枚数は同じ』と解説・・・??? 始まって、5ページほどで、「わけわからん」である(´・ω・`)
これ自体は、前ページの『少し悪いリャンメンと枚数は同じ』の間違いだと思われるが、これがそう書いてあったとしても解り辛いだろう。
これは、始めに亜リャンメンを定義していないことが一番の原因かと思われる。
そのため、亜リャンメンを含む多面待ちに関して、全てスッキリしない解説になってしまっている。
また、多面待ちの紹介順序は、待ちの種類数の順番。
そのせいか、下の3つの形が関連性のないものとして紹介されている。
関連性がないものとなっているため、当然同じような解説が何度も繰り返される。
そうかと思うと下の2つの形は、同じパターンとして紹介されている。
「ちょっと待て!」・・・と。 確かにどちらもトイツと5連形がくっついた形ではあるけどさ・・・(´・ω・`)
これも、紹介する順番が悪いせいであろう・・・待ちの種類数の順番ではなく、待ちを構成する枚数(※上の3つの形では7枚)の順番で紹介した方が、絶対に解りやすいと思われる。
※書き出すのキリがないので、下の『誤植&気になる点』で箇条書きにします(´・ω・`)
■ 誤植&気になる点
P12 誤植 太字『リャンメン+タンキと枚数は同じ』 → 前ページの『少し悪いリャンメンと枚数は同じ』
P15 「さらにツモの2符が付く」と入れないと解り辛い
P16 分解図必要
P21 誤植 『4445679』のパターンが抜けている
P25 『1123456』と『2344456』を同じパターンとして説明は無理がある。
P31 誤植『2223』のパターンが抜けている
P33 パターンの並びがひどすぎる
P64 リーチの1ハンアップのメリット・・・点数計算の表ぐらい入れろ(´・ω・`)
P195 誤植 ツモニ萬、ツモ2筒の例が無い
P221 誤植 四萬切り・テンパイチャンスは7種22枚 → 7種21枚(※ドラ表示牌を忘れている)
P220・P221の内容に関しては、解説も間違っている 参考 → 【麻雀プロに挑戦】 馬場裕一・著 バビィの麻雀 何切る180連発!! これの上下逆の牌姿のものが紹介されています。
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■ 2ちゃんねるの反応
140 :焼き鳥名無しさん:2011/12/27(火) 22:11:34.88 ID:
麻雀の教科書 ~攻撃の鉄則~
・著者:日本プロ麻雀連盟
141 :焼き鳥名無しさん:2011/12/28(水) 00:35:56.27 ID:???
プロの本は役に立たない
嘘しか書いてない
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