コメント
1. 持ってますが
例の問題は高等数学を知らず、あの手の問題も知らないなら
間違えて当然というか、間違えないとむしろ頭悪いんじゃないかな?
(←一部の数学天才は除く)
本のタイトルつけたのは筆者らではないかもしれませんが、
それほど強いわけではないのに「最強メンバー」って…
( ̄▽ ̄;)
最強メンバー勝利の決め手 (マイコミ麻雀BOOKS)
著者: 日本プロ麻雀協会
単行本(ソフトカバー): 224ページ
出版社: 毎日コミュニケーションズ
発売日: 2007/6/23
価格: 1,470円(税込)
■ 内容紹介
本書は、その生活の時間の多くを麻雀の対局で過ごしている「フリー麻雀荘メンバー」の生の声を集約し、新しい時代の勝ち組の心得やその思考について詳しく解説した、全く新しいタイプの「麻雀戦術書」です。麻雀をあくまで確率のゲームとして扱い、「抽選」や「期待値」という概念にこだわっています。その一方で、ルールやシステムを最大限に生かしながら、時には正解と思われる着手の逆を打つ必要があるケースの検証など、これまでの戦術書にはない斬新な考え方も紹介されています。
第1章 麻雀とは?
第2章 麻雀精神論
第3章 攻めの技術
第4章 立ち回りの技術
第5章 読みの技術
第6章 実戦例題
第7章 実戦問題
第8章 試験対局
■ 管理人の感想
木原浩一プロのブログ・『 麻雀荘メンバー語録 version2.0 』の右サイドバーに、「このブログが本になりました」とあります。
じゃあ、ブログ読めば、本買う必要ないじゃん?Σ(゚д゚lll)
まあ、それを言い出すと、ここで終わってしまうので、ブログを見てない人向けにレビューします。
全体の印象として詰めこみすぎ?・・・にも関わらず肝心な部分は説明不足? まとまりが悪い感じがします。
おそらく、マイコミ麻雀BOOKSのページ数(224P)に収めるように、いろいろ削ってしまってのでしょうね?
前にうちのブログでも取り上げた『 モンティ・ホール問題 』等も載っていたりします。
この問題の解説を読んで、説明不足と感じた人は、おそらく本全体でも説明不足と感じると思います。
特に気になるのは最後の章の試験対局。
「ここからこんなリーチをした」「そのリーチを受けてこう打った」などと、解説しているのだが、実はこれ牌譜が掲載されていない。状況等がイマイチ分からないので、こんなの意味あるか?と言った感じ。何故牌譜を掲載していないのかが全く理解できない。(´・ω・`)
また、この本の中で唯一『理論』と名が付くものが『18分の1理論』なのだが、実はこれ間違っている。
※そのまま引用するのは問題あるかも知れませんが、間違っているのであえて引用します(※以下、青字部分は引用)。
麻雀には「1・4」「2・5」「3・6」「4・7」「5・8」「6・9」の6つのスジ、それにマンズ、ピンズ、ソーズの3種類で合計スジ18本。つまり、通っていないスジの数の合計を18で割った数値を「放銃確率」と呼ぶわけだ。(P62)
『通っていないスジの数の合計を18で割った数値を「放縦確率」と呼ぶ』???(´・ω・`)
後の文章を読む限り、下記のような計算式になっているはずです。
放銃確率 = 通したいスジ / 通っていないスジの合計
リーチ者の捨て牌から見てこのリーチに通っているスジは全部で12本。したがって「18分の1理論」に照らし合わせてみると、これ以降の放銃確率は「6分の1」だ。
今、この手からリーチに対して勝負しようとするのであれば、打牌候補は5索と4筒の2つだろう。そこで、まず仮に5索を通したとすると、残る4筒の放銃確率はスジが1つ消えて5分の1になるかといえば、実はそうではない。4筒は1・4筒と4・7筒2つのスジにかかっているため、4筒の放銃確率は一気に4分の1に跳ね上がるのだ(同じ理由から6萬も同じ4分の1)。 (P64)
これ「5分の2」の間違いですね(´・ω・`)
捨て牌の影響が全くない”親の字牌切りダブリー”で考えるとわかりやすい。
一発目に1筒を切る場合は18分の1、2スジにかかる4筒を切る場合は18分の2(9分の1)である。
本の計算方法だと、4筒が17分の1になってしまう。危険度全然違うぞ(´・ω・`)
赤対応:一部対応
総合評価 60点
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