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【レビュー】これで勝てる麻雀攻めの常識100 (矢島 亨・著)

 
これで勝てる麻雀攻めの常識100 (マイナビ麻雀BOOKS)
著者: 矢島 亨
単行本:232ページ
出版社:マイナビ
発売日:2015年8月25日
価格: 1,490円+税
 
 
 
内容紹介 
 
麻雀で勝てないとお悩みではありませんか?
そんな悩みを解消するためにぴったりな書籍が完成しました。
 
麻雀研究会「やじ研」の主宰者で、麻雀教室の講師経験のある矢島亨が、伸び悩みを感じている人に向けて「どうすれば勝てるようになるのか」を伝授します。
 
本書では第1章で「手作り」の基本、そして第2章では少し上級の手作りを習得します。これだけ覚えればテンパイスピードが段違いに速くなり、先制攻撃の確率が一気に上がります。
第3章では麻雀の基本中の基本である「リーチ」を学びます。現代麻雀において、単純にして最強の武器なのに意外と間違えた判断をしている人が多いリーチ。「自分の手を高くするリーチ」、「相手を自由にさせないようにするリーチ」、様々なリーチをしっかりと覚えれば強靭な矛が手に入ります。
第4章では「鳴き」について解説します。敵の最強の攻撃が出てくる前にさっさとアガってしまいましょう。意外と見落としがちな複合形の鳴き方もこの一冊で完璧です。「鳴き」をマスターすることで攻撃のバリエーションが広がります。
ここまで出来れば、今抱えている悩みの大半は解消出来ます。
 
麻雀で勝てない人にはある共通点があります。
それは「明らかなミスをしているのに、そのミスに気付いていないこと」
12399m45p23467s白白 ドラ3s
平場の6巡目で何を切りますか?
(解説は本書の中で)
小さいミスが積み重なって負けに繋がります。
本書を読み、一刻も早く自分のミスに気付ければ、おのずと結果はついてくるでしょう。
 
 
■著者について 
矢島 亨(やじま・とおる) 1979年1月15日生まれA型。神奈川県出身。 日本プロ麻雀協会第6期入会、現在Aリーグ所属。 2011年より競技麻雀の勉強会「やじ研」を立ち上げ、多数のタイトル保持者を輩出。 第13回日本オープン優勝。
 
 
■目次
第1章 手作りをマスターせよ!(1)
第1問~第26問
まず手作りの基本の考え方を学ぼう!
手牌進行で初中級者の迷うポイントはいくつかある。
難しい選択の場面でも、正解をしっかり選択できるよう、強者のセオリーを知っておこう!
  
第2章 手作りをマスターせよ!(2)
第1問~第27問
さらにワンステップ難しい選択を取り上げてある!
打ち慣れている人でもなかなかできない高度なテクニックを身につければ、上級者への道はもう目の前だ!
 
第3章 リーチをマスターせよ!
第1問~第19問
麻雀の基本はリーチである。
それだけに、この判断を誤っていては絶対に勝てない!
誰もが持てる武器であるが、使う側によって強力にもなるし自らの首をしめることもある!
しっかりと使い方を学んで、最強雀士を目指せ!
  
第4章 鳴きをマスターせよ!
第1問~第28問
メンゼンと同様、鳴きによる攻撃も決して欠かせないものである!
鳴きは打ち手の選択が広がるぶん、さらなる技量が必要になる。
攻撃の幅をぐっと大きくして、隙のない攻めを見せろ!
  
コラム 武中進(第13期 雀竜位)
コラム 武中真(第10回 日本オープン優勝)
コラム 水城恵利(第11回 野口賞女性棋士部門受賞)
コラム 冨本智美(第11期 女流雀王)
コラム 斎藤俊(第12期 雀竜位)
コラム 須田良規(第5期 雀王)
青木さやの4コマ
矢島亨プロフィール
 

   
  
購入はこちら → amazon.co.jp  ・ Kindle版  
 


 
管理人の感想
 
これで勝てる麻雀攻めの常識100
 
これで勝てる麻雀攻めの常識100 
 
2ページ1セット。左ページにお題と解説、右ページにお題の再掲載と解答、似た牌姿を出しての補足解説。
2ページ1セットではあるのだが、左右のページは独立してると考えた方が良い。左右のページで解説がダブっていると取れる部分も多い。
また、解答がお題に近い位置にあるので何切る本としても使い辛い。何故こんな構成にしたのか?(´・ω・`)
ただし、Kindle版をスマホ等で1ページづつ読む場合は、「左右のページの独立」これが逆に好都合とも言えそう。
  
文章的には「サンショク」とカタカナで書いたり、「!」(ビックリマーク)を使いまくったり、独自の路線を行っていますww これは個人的には読みづらいと思いました(´・ω・`)
それ以上に気になったのは、右ページの題とは別の牌姿の扱い方。牌姿が上の文章からの続きなのか、下の文章にくっついているのかわかりづらい。文章を上手く対応させるか、改行スペースが必要かと?
  
4コマ漫画やコラムが上手く挟んである点は良いですね。
ちなみに、青木さやプロの漫画はネットで連載しているものをそのまま掲載したようで、見たとこ書き下ろしはなさそう。
 
女流雀士の○○

  
マイナビ本特有の見づらさは前面に出ていますが、文章量自体が少ない上にあっさりした解説なのでサクサク読めます。
特にKindle版をスマホ等で読む人にはオススメ。
  
扱ってる内容自体はすごく良い、これほどの良問ばかりを集めた戦術本は他にないのではないか? あまり麻雀本を読んでない初・中級者が読んだら、これ一冊で一気に上達が見込める本であることは間違いない。
ただし、人によっては「どこかで見た牌姿ばかりだな?」*1という印象を受けるかもしれない。このあたりをどう捉(とら)えるかで評価が変わりそうですね? 正直、評価に困る本です(´・ω・`) 
 
 
 
初・中級者向き 
赤対応: アリ(5000点相当) 
 
総合評価 72点
 
他の人の評価も参考にすると良いかと? → togetter これで勝てる麻雀攻めの常識100(矢島 亨・著) 
  
 
購入はこちら → amazon.co.jp  ・ Kindle版  
 
 
*1 少し例を挙げておくと、P42「カンチャン選択術Ⅱ」(4468m68p23345789s ドラ9s)は、片山まさゆき・著『オバカミーコ 2巻』、P218「鳴いて愚形テンパイ」(南家 446667s東 ポン發ポン南 ドラ西 出る8s)は、福地誠・著『ネット麻雀ロジカル戦術入門』(『麻雀 勝ち組の選択』に再掲載)、それぞれ牌姿を上下逆にしただけのものと思われる。
 
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■誤植
 
P20 12sを残すと3sが裏目 → 12mを残すと3sが裏目 
P36 5m切り 35m3pでテンパイ → 36m3pでテンパイ
P152 ツモ2369m24p15s → ツモ23569m24p1245s 
 
 
■ツッコミ(※他の部分との整合性が気になっただけで、間違いというわけではありませんので、ご注意下さい。)
 
P12 12399m45p23467s白白 ドラ3s 打9m
ピンフか役牌かの解説で「リャンメン待ちでテンパイしたときは、9mが雀頭でピンフになっていた方が打点はやや高いが、リーチツモ裏でマンガンになるのは変わらないので、そこまでピンフにこだわることはない!」とある。
「リーチツモ裏でマンガンになるのは変わらない」はその通りだが、「ツモ裏」って「ツモ」と「裏」の条件を同時に満たさなきゃいけないんだよね?えええええ??!!
 
P44 46m34578p24567s西西 ドラ6p 打4m
常識12に「 愚形リーチのみの手作りはしない!」(P31)とある。
リーのみを打たないならば、厚みが出来ることに意味がない(西ツモ等)ので、打2sを正解としなければいけないのでは?
 
P49 356m34599p345788s 打8s まとめと打牌が合っていないと思う。 → 参考 
 
P56 1266m12p56789s西西西 ドラ9s 打1m
「常識25 条件が同じなら後からスジ引っ掛けになりやすいペンチャンを落とす」とあるが、正確には条件が同じではない(4引きで差がでる)。後引っ掛けを優先するならマンズ落とし、牌効率を優先するならピンズ落としとなるはず。
打牌的には後引っ掛け優先でも全く問題ないのだが、P42での選択を考えると違和感を覚える。
なお、『東大を出たけれど』に同じようなペンチャンを扱った作品が収録されているのだが、こちらは牌姿が 12m2334489p67899s となっており、牌効率では差が出ない形となっている。 
 
P88 3356m33456p23678s ドラ西 打3p
どちらのトイツを落とすかの選択だが、これはどっちでも良いと思う。実はこの形は目先のピンズ変化を見るなら打3pで、後々のピンズ変化を見るなら打3mの形。
56m23sをツモって厚みが出来た場合、当然残りの1枚も落とす。打3pにおける2sツモの場合、3356m456p223678sとなり、ピンズが変化できなくなっている。打3mで2sツモの場合、56m33456p223678sになり、ここからまだピンズの変化ができる。単純なリャンメン変化の受け入れだけで比較すると微差で打3p有利になるのだが、イーペーコーや3334567pの強い変化まで考慮すると打3m有利まであるのでは?
 
 

■関連リンク
 
togetter これで勝てる麻雀攻めの常識100(矢島 亨・著) (togetter)
やじーが本を出しました。 (東風戦メンバー戦記)
【やじー本】「常識21 ピンフよりサンショクを狙え!」【これで勝てる麻雀攻めの常識100】  
 


  
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