【レビュー】 天牌流 麻雀勝利の極意 (監修:来賀友志/嶺岸信明 責任編集:バビロン)
- 2014/01/16
- 23:11
天牌流 麻雀勝利の極意
監修: 来賀友志/嶺岸信明 責任編集: バビロン
単行本: 160ページ
出版社: 日本文芸社
発売日: 2013年12月
価格: 530円(税込)
■ 内容紹介
スジ、カベ、裏スジ、ソバテンetc
基本から応用までを完全網羅!!様々な状況、難易度に対応!!勝ち組の選択をご覧あれ!!
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■ 管理人の感想
大人気漫画『天牌』のキャラクターを使った麻雀本。
キャラ紹介もありますが、あくまでおまけ程度で、真面目な捨て牌読みの本です。
3章構成。 第1章は捨て牌読みの解説。 この章が本書の半分程度のページを占めます。
第2章は平面何切る。 第3章は立体何切るとなっています。
真面目な何切る本ですが、いかんせん麻雀が古い。
相手のリーチを受けた状態から打牌を選ぶ何切るがメインなのだが、現物以外を切っての回し打ちをさせる解答が多すぎる。
例えば、上の画像の問題14は、打8筒で様子見となっている。
赤無しなので7・8筒は通りやすいのだが、愚形リャンシャンテンからアガリに向かう何切るは支持され辛くなっていることに、いい加減気付いた方が良い(´・ω・`)
(※ちなみに赤アリだと、赤556筒からの赤牌固定での6筒切りがあるので、7筒は安全とは言えない。)
全体的に、勝手読みと思われる部分が多いのも気になります。
これは、”赤無し・競技麻雀の手筋”が前提だからでしょうか?
下の手牌で打3萬が正着打と書かれていますが、マジョリティは打9萬だと思われます(´・ω・`)
勝手読みについてはこちらもどうぞ → 典型的な○○○○の捨て牌 (『天牌流 麻雀勝利の極意 』より)
まあ、税込み530円の安いコンビニ本と割り切るべきなのでしょうが、個人的には天牌という最高レベルの題材を使いながら、キャラブックでもなく、使える戦術本でもないという、残念な一冊になったと思いました。
中級者向き
赤対応: 無し
総合評価 45点
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■誤植
P38最終行 テンパイ → イーシャンテン
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